現代社会は目を酷使する
疲れ目・眼精疲労は現代病だと言われています。
おそらく原始の人には疲れ目はなかったのではないでしょうか?
現代生活は目にとても過酷な環境です。
情報の8割は目から入ってくると言われています。
生活でも仕事でもパソコン、携帯電話はほぼ必需品となっています。
長時間パソコンを使い続けることも珍しくなくなりました。
携帯型のゲームもあります。
目から画面までの距離はせいぜい数十センチと、
とても近くを見てます。
近くを見るということは、左右それぞれの目でピントを合わせことと、
左右それぞれ微妙に違う角度に眼球を動かして視線をあわせる作業を同時に行います。
また目に映った像は左右それぞれ微妙に違っているので、
脳は両眼の画像を処理して物体の立体感、距離感を把握します。
近くを見ている間は、目と脳(視覚中枢)はフル稼働の状態になっています。
しかしパソコンの画面など近くを見続けることは、
目に負担が大きいとはいえ、現代の生活ではやめられません。
目から入る情報が増えるにつれて、ますます目を酷使するようになっています。
このような目の酷使による目の疲れ・眼精疲労をVDT症候群といいます。
VDTとは情報視覚端末(Visual Display Terminal)のことです。
パソコンの入力作業のことをVDT作業と言います。
今はVDT作業に適したレンズも開発されています。
疲れ眼・眼精疲労の原因のひとつは、
いつも近くばかりを見る、現代生活における目の酷使です。